初七日
義姉が逝ってしまった。
発見が今年の1月。あっという間に、病に喰われた。
頑張りやの義姉が抗えないほど早かった。姪はまだ16歳。誕生日の4日後のことだった。
享年44歳。
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義姉が逝ってしまった。
発見が今年の1月。あっという間に、病に喰われた。
頑張りやの義姉が抗えないほど早かった。姪はまだ16歳。誕生日の4日後のことだった。
享年44歳。
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2007年11月5日、入所。
本日、二年目を迎えることが出来ました。
師匠に感謝。先輩に感謝。家族に感謝です。
まだ2年?と思いつつ、もう2年…!です。
この道に進むにあたり、色々なご意見を頂きました。
「着物なんて着ない」「金になるのか。暮らしていけるのか」「すごい!いいね!」「良い道をみつけたね」「今後に期待する」「浴衣縫って」
今のところ、こんなご時世でも仕事はあるし仕立ての単価も上がった。でも、まだ赤字です。
前進しているとは感じるけど、順調とは言いがたいしね。焦っても良いものが出来るわけじゃなし、若者の体力と吸収力にはかなわない。だからこそ、今の自分が出来うるかぎりの「早さと正確さ」を出し切ったものを仕立てて行きたい。頑張るぞ、お〜〜!
私は子供がいないから、残すものなんて何〜んもない。そう考えたら空しくなった。
でも和裁をすることで、後の人に伝えることが出来るかもしれない。名もなき職人として、誰かのタンスの中に着物は残るかもしれない。そう思うことで、ちょっと慰められた。
くだらない考えと笑われてもいいのさ。ささやかな夢が、今の自分には必要だ。
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雲一つない、すっきりとした秋晴れ。
岩手山もその姿を現し、青空に映えて美しい。

「白洲次郎・正子展」に出掛ける。
本屋だった頃から、新潮文庫「風の男〜白洲次郎」が気になっていたし、白洲正子はその美意識に心引かれていた。まあ、NHKドラマも面白かったしね。伊瀬谷友介!格好良かった〜
遺品の数々が展示されている中で、やはり目がいくのは着物、陶芸品。着物はつい、柄合わせやその品の凝った意匠をみてしまう。しかし、凝ってはいるがシックでモダン。最近の着物は派手過ぎたり、地味過ぎたりでバランスが悪いような気がする。器にしても江戸中期とは思えない幾何学的にデザインされた飽きのこない物が多い。すごいセンスの持ち主だったんだと実感。魯山人の器を初めて見た、収穫収穫。
帰り道、岩手大学の不来方祭を立ち寄る。目当ては留学生の屋台。美味しいスマトラコーヒーと生春巻きを頂く。久々に来たけど、青い空に紅葉が映えて美しい上に広〜〜いキャンパスでした。
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先日の塩沢紬を、半日遅れで仕立て上げる。
あとは 野となれ山となれ。師匠の沙汰待ち。

ちょいと色々あって センチになってる。
お散歩してないしな。気分転換しなきゃね。

緑は目にも心にも優しい。風は心に洗う。
鳥の声は雑念を消す。
セイタカアワダチ草。
去年、この花の名前を聞いた友人が入院している。
一日も早い回復を願う。
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悪夢のような江戸小紋(ぐし入り)を四日遅れでぎりぎり納める。
はあ〜、課題山積。ああすれば、こうすればもっと綺麗にいったのにと悔やむ。ちりめんなどの「柔らかもの」の扱いにも慣れなければなあ。江戸小紋は好きなのに、縫うのは苦手だ。
今度縞柄がきたらリベンジ!…と思ったら、早速、縞柄の単衣がきました。がっくり。
今度の商品は塩沢紬。しかも織り子さんの写真入りってことは手織り?いったい、いくら?( ̄◆ ̄;)
ひやりとしながら取りかかる。前回の縞と違って織り物なので真っ直ぐ。生地も張りはあるが、紬では柔らかい方だと思う。これが手織りの良さだろうか。以前、手織りと機械織りの博多帯に触れる機会があった。あきらかに柔らかさが違う。多分、締めやすさも違うだろうと思った。
人の手によるものは、ぬくもりがある。柔らかさがある。
それが愛しく、尊いと思う。自分が末席について、その想いは強くなった。
織り子さんの手仕事を無駄にしないよう、気を引き締めて縫う。今のところ、順調。
師匠が思い出したように「塩沢紬は水に注意ね。水が付いた所だけ縮むから、弁償ものだよ。」
ひえええ〜〜〜(;д;)
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前日の失敗を取り返せないまま、仕事を終える。
タイミングの悪いことに今夜は寮で「お泊まりおでんパーティ」。
相手のあることなので、落ち込みながらも楽しく会食。
明日は明日の風が吹く!

翌日は、同期の寮生の母校M大学の学祭へ。
いや〜学祭なんて20年ぶり?友人が現役だった頃、行ったきりだからね。一緒に行った寮生は違和感なくとけ込んでるけど、さすがに私は「お母さんもご一緒に〜」と声を掛けられる。そうだよね。(笑)
しかし、恥ずかしながら一番はしゃいだのは私。( ̄▽ ̄)私的にツボな企画が色々あったの。
書道・水墨画体験教室や、図書館での「宝探し」とか!
いやあ〜、墨の香りっていいよね。心が落ち着く。
まず、中学以来の書道を楽しむ。集中しないと良い字は書けない。
笑いながら書いていたら、先輩寮生に「集中力が足りませんよ!仕事の時もここぞという時に集中力が足りないです。」どさくさでキツいお言葉を戴く。なるほど、さすが先輩。
次は水墨画。先月「琳派、伊藤若冲展」を観たばかりなので、若冲の筆さばきを夢見て挑むも、書より緊張。画面全体を観ながら、一筆一筆墨を引く。う〜〜ん、難しい。私は全体を観るのが苦手なのだ。
これは先々の趣味として始めようかな。精神修養にもなるし。
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台風一過。
さして被害もなく、空は穏やか。気持ちも穏やか。

…のはずでしたが
今日の予定は遅れがち。
でも、なんとか明日の締め切りには間に合うかな?
と、思っていたところで師匠の指摘。「なんでオクミの縫い目が見えてるの?」
痛恨!縫い間違い!
オクミとは前身頃の両端についている15センチ位の巾の布のこと。
浴衣は「下着」のようなものなので、縫い目が見えたり脇は「みみぐげ」しても良い。しかし、作りは似ていても単衣は「表着」なので、オクミは縫い目を隠す「摘みぐけ」。脇も「三つ折りぐけ」。
…ああ、やり直し。
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数日前から天気予報を見てハラハラしていた台風18号。
910hPa!信じられない!風速50mって!
高校生時分の台風体験のトラウマで 過剰に反応してしまう。
インスタント食品を買い込み、水、カセットコンロのボンベのチェック。うちはIHなので停電したら何も食べられない。耐水チューブランタン。貴重品、家電の対水対策。(屋根が飛んだときのため。笑)
取りあえず、窓にガムテープを貼る(バッテンに)のは止めた。(ペアガラスだし)
岩手に来るころには弱まっているとは思うものの、安心出来ない。
ついでに仕事も早退。(笑)
もちろん、仕事は持ち帰り。
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月曜日から「新たな壁」を縫い始めました。
小紋の単衣。縦縞の江戸小紋(泣)、地は浜ちりめん(泣)、しかも内揚げと共衿に「ぐし」!
縦縞は、とにかく 縞が斜めになったり曲がったりせず真っ直ぐになるように仕立てるよう注意を受ける。
ちりめんは熱を加えたり、引っ張ったりするとすぐ伸びる。「ぐし」とは、留袖や喪服などの衿や袖口にある 白い点々の飾り縫いのこと。これは全部手縫いです。実用性は皆無(多分)。姉弟子さんたちがいつも文句言いつつやってますが、その愚痴の訳がよ〜〜くわかった一日でした。後ろ身頃半身やっただけでダウン。ああ、難度、高。気が重い。
それでなくても大型台風が来る!台風恐怖症の私は、気もそぞろです。
「壁」と「台風」を乗り切るべく、元気出して行こう!
いつか「そんな時もあったわね」と、笑ってやるぞ!
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すっかり秋めいてきました。
大型台風対策も兼ね、鉢の植え替えを決行。屋内に置ける場所が限られているので、小さな鉢をまとめて 大きな鉢に移そうと考えましたが…甘かった。みんな元気に根をびっしり張ってました。
当然、一回り大きな鉢が増えてだけ。(T_T)
しかも、ハーブの花壇(通称:雑居房)に放置したカランコエがしっかり生き延びていました!
おまけに地植えのせいか、鉢物よりしっかりしている。でも、寒さに耐えられるのもそろそろ限界のはず。
う〜ん、結局新芽だけ摘んで、また挿し木しちゃいました。

左側が鉢からの挿し木。右側は地植えだったもの。ね、葉っぱの密度が違うでしょ。
カランコエって育て方で 形がまったく変わるので面白いんですよ。
いつも 健気にたくましく生きる植物には、教えられることばかりです。
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